難民へ古着662着支援 大島高生「服のチカラ」プロジェクト

難民として困窮している世界中の子どもたちに集められた、大島高校生たちの古着=27日、大島高校

難民として困窮している世界中の子どもたちに集められた、大島高校生たちの古着=27日、大島高校

 着なくなった子ども服を世界中の難民に贈るプロジェクトに、奄美市名瀬の県立大島高校が初参加した。アパレル大手ユニクロ・ジーユーを手掛けるファーストリテイリング(山口県)の事業。27日、同校には全校生徒が持ち寄った子供服のズボンと上着662着が集まり、丁寧に箱詰めされ、郵送された。スイスの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ届けられるという。

 

 「届けよう、服のチカラ」プロジェクトの一環。11月5日にユニクロ・ジーユー社員が講師となり大島高校を訪問。洋服の役割や製造の工程などを解説し、難民として困っている子どもたちに着なくなった子ども服を国連へ贈る活動について出張授業を行った。

 

 授業を受けた生徒らは▽身長160㌢以下▽下着、ベルト、帽子などの小物以外▽洗濯したズボンと上着│の条件で、全校生徒有志から1~2週間かけて662着の衣類を回収した。

 

 生徒たちは集めた衣類を一着一着丁寧に机に広げ、数をカウント。届けられた地で難民に願いが届くようにと、「奄美からあなたたちの幸せを願っています」「一人はみんなのために」などと多言語に翻訳したメッセージカードを添えて、段ボールに梱包(こんぽう)した。

 

 1年の伊藤凜さん(15)は「小学生のころ着ていたお気に入りのTシャツを5、6枚持ってきた。住む場所もなく苦しんでいる子どもたちに、少しでも助けになればと願っている」と話した。

 

 衣類は国連を通し難民キャンプに届けられ、その様子をまとめたフォトレポートが来年にも大島高校に送られてくるという。