龍郷町で「自由研究発表・環境教育シンポ」

町内の海岸で拾ったごみから環境問題について訴えた児童=14日、龍郷町りゅうがく館

町内の海岸で拾ったごみから環境問題について訴えた児童=14日、龍郷町りゅうがく館

 龍郷町の「自由研究発表大会・環境教育シンポジウム」が14日、同町りゅうがく館であった。児童生徒19人が学校の環境保全の取り組みや身近な海や川、生き物をテーマにした夏休みの自由研究の成果を披露。「世界全体のごみを減らすために生活の見直しが必要」「自分にできることから始めたい」などと語った。

 

 環境保全発表には小学生1人、中学生4人が登壇。龍北中2年生の塩田恵梨佳さんと藤井菫さんは、同校が奄美海上保安部と共に毎年実施している浜辺の漂着ごみ調査の経験から世界の海洋ごみについて調べた。

 

 2人は、日本や欧米諸国が大量の資源ごみを中国へ輸出していたこと、中国が国内の環境汚染などを理由に2017年にごみの輸入を停止したことなどを「初めて知った」と語り、「自分たちと同じように他の国の人たちも守らなければいけない。ごみを減らす工夫が必要だ」と訴えた。

 

 自由研究発表では川の流れと侵食、水中の微生物の観察、かびの発生と環境の関係性など、8テーマについて小学生13人、中学生1人が登壇した。

 

 戸口小5年生の朝柚奈さん、鈴木乃衣さん、宮山來三君、南心月さんは奄美大島だけに天然の個体が残る絶滅危惧種のリュウキュウアユについて、観察や専門家へのインタビューで学んだことを発表。「アユの一番の敵は環境を破壊する人間。自分たちに何ができるかを考えていきたい」などと語った。

 

 発表会・シンポジウムは龍郷町環境教育実践研究事業の一環。児童生徒とその保護者、学校関係者ら約70人が参加した。