20年度留学生は男女10人 古仁屋高校で入寮式 瀬戸内町

2020年度から新たに開設された古仁屋高校の女子寮「清雲寮」=瀬戸内町清水

2020年度から新たに開設された古仁屋高校の女子寮「清雲寮」=瀬戸内町清水

  瀬戸内町の県立古仁屋高校(重吉和久校長)寮の入寮式が6日、同校であり、本年度同校に入学する10人(男子5人、女子5人)の留学生とその保護者が参加。入寮に当たっての手続きや注意事項などの説明を受けたほか、留学生同士の交流を深めた。7日は入学式に臨む。

 

古仁屋高校に入学する留学生=6日、同町の古仁屋高校

古仁屋高校に入学する留学生=6日、同町の古仁屋高校

 同校は生徒数の減少に伴い、本土で開催される学校説明会「地域みらい留学フェスタ」に参加するなど、島外からの留学生募集に力を入れている。町は留学生などを受け入れるため、昨年度開設した男子寮に続いて本年度は女子寮「清雲寮」を新設した。留学生は現在、昨年度入った8人(男子6人、女子2人)を合わせ、18人(男子11人、女子7人)となった。

 

 入寮式では、同校や町教育委員会が寮での共同生活への心構えや規則、留学の補助制度などを説明。重吉校長は留学生、保護者に対し、新型コロナウイルス感染拡大防止策として、毎日の検温と、発熱があった場合の連絡や入学式への出席自粛など協力を求めた。

 

 女子寮は清水集落の男子寮近くに整備された。事業費は約1億2千万円で、ふるさと納税を活用。寮名は同集落にちなみ、生徒らが考案した。

 

 建物は木造平屋建ての中庭型で、「ホッフェ」と呼ばれるオランダの高齢者コミュニティー施設を参考に設計。部屋は6畳の個室で、洗面所やシャワー、トイレは2~4人で共有する。定員は10人。管理棟には共有スペースや保護者用のゲストルーム、キッチンや浴槽などがある。食事は男子寮も利用する。

 

 日中は古仁屋高校コーディネーターである地域おこし協力隊、夜間は寮監が常駐して24時間体制で生徒を見守る。監視カメラなどの防犯対策もとった。

 

 アドバイザーとして事業に携わった広島県の福山市立大都市経営学部・根本修平講師は「施設運営には集落の方が非常に大きな割合で関わってくださっている。生徒だけでなく、集落の皆さんも活力をもらえるような場所になることを期待している」と話した。

 

 新留学生の岩渕新さんは「海遊びや地元とは違う友達をつくり、交流するのが楽しみ」、松本慶さんは「奄美の歴史や文化を学びたい。寮は自然に囲まれて住みやすそう」と新天地での高校生活への期待に胸を膨らませていた。