ICT活用で家庭学習 徳之島町

タブレットを使って自宅学習に励む花徳小の植木さん=1日、徳之島町花徳

タブレットを使って自宅学習に励む花徳小の植木さん=1日、徳之島町花徳

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、徳之島町では先月27日から町内小中学校の臨時休校が続いている。同町教育委員会は休校期間中の対策として同24日から、町内の小規模校の児童を対象に各校で導入しているタブレット型パソコンを持ち帰らせ、家庭で学習させる「学びの保障」の取り組みを開始した。今月中旬からは一部の学校でタブレットを使った遠隔授業の試行を計画しており、自宅で過ごす児童の学習支援強化を進めている。

 

 同町は2015年度から3カ年度、文部科学省のICT(情報通信技術)を活用した実証事業を実践するなど、ICT教育を推進してきた。並行して北部の小規模校を中心にタブレットの導入も進め、19年度には町内の全8小学校に125台を追加。学校単位で学習ドリルやソフトウエアの習熟に努めている。

 

 同町教委によると、タブレットの持ち帰りは母間、花徳、山、手々、亀徳の5小学校で実施。端末には学年ごとに教科別の学習ドリルが内蔵され、児童は画面をタッチして答えを選択すると自動で採点される仕組みになっている。

 

 自宅でタブレットを使って学習に励んでいる花徳小5年の植木楓和(ふうな)さん(10)は、「ヒントが出るので、プリントより分かりやすい。ゲーム感覚で進められて楽しい」と笑顔。同校の石川雅実校長は「タブレットを使うことで、休業期間の課題準備や課題の採点など職員の負担が減る。個々の学習進度に応じて学力定着を図ることができ、家庭学習の一助になっている」と利点を挙げた。

 

 県教育委員会の方針次第で、町内の小中学校では11日以降も休校が継続する可能性があり、同日から山小学校の児童を皮切りに、テレビ会議システムを活用した遠隔家庭授業の実証を始める。その後、同校を含む北部4校に対象を拡大して実施を計画している。