「しおかぜ市場」大盛況 大島養護学校高等部

2019年09月22日

子ども・教育

多くの買い物客でにぎわった「しおかぜ市場」=20日、龍郷町

多くの買い物客でにぎわった「しおかぜ市場」=20日、龍郷町

 龍郷町の県立大島養護学校高等部(山口敏親校長、生徒58人)は20日、同校体育館で「しおかぜ市場」を開いた。生徒が作った陶器や木工品、巾着や入浴剤などに加え、同校で育てた野菜も販売。保護者や地域住民ら多くの買い物客でにぎわった。

 

 「しおかぜ市場」は同校の学習活動の一環。生徒が中心となって計画し、日頃の作業学習で作った製品を販売している。今回も窯業、手工芸、クリーンサービス、木工、園芸の5班が商品を準備した。

 

 午前10時の販売開始とともに各ブースには長蛇の列ができた。生徒たちは商品の包装や会計もこなしながら、「いらっしゃいませ」と元気に買い物客に声掛け。約30分でほとんどの製品が売り切れた。

 

 奄美市名瀬から訪れた益田裕美さん(39)は「初めて来た時がとてもよくて今日で2回目。生徒たちが頑張って笑顔で接客していて素晴らしい。来年もぜひ来たい」と笑顔。

 

 会計を担当していた2年生の津田わかなさん(16)は「お客さんがいっぱいで自分が作った商品も完売してうれしい。レジも褒めてもらえた。来年も今年みたいにたくさんのお客さんが来て完売してほしい」と話していた。