セイタカアワダチソウを駆除 龍南中

2019年09月28日

子ども・教育

外来植物のセイタカアワダチソウを駆除する生徒=27日、龍郷町

外来植物のセイタカアワダチソウを駆除する生徒=27日、龍郷町

 龍郷町の龍南中学校(冨士篤也校長、生徒121人)は27日、同町長雲峠で外来植物体験駆除会を開いた。1年生38人が参加。生徒たちは環境省の重点対策外来種に指定されているセイタカアワダチソウの駆除作業を行い、在来植物保護の重要性を学んだ。

 

 セイタカアワダチソウはキク科で大型の多年草。高さは3㍍に達し、8~11月に黄色い花を咲かせる。植物の根には再生能力があるため残らないよう丁寧に引き抜き、飛散しないようビニール袋などに入れて焼却する必要がある。

 

 活動は同校の環境教育の一環。毎年1年生が取り組んでいる。生徒たちは、県自然保護推進員の宇都宮英之さんと奄美野生生物保護センターの牧野孝俊さんの指導の下、約30分かけてごみ袋18個分のセイタカアワダチソウを取り除いた。

 

 活動前には在来植物のツルウリクサやヤマヒヨドリの観察もした。

 

 作業を終えて箕輪ゆりあさん(12)は「みんなで駆除できてよかった。ある程度は見分けがつくようになったので、見つけたら自分から進んで駆除できるようにしたい」と話した。