ピアノ全国決勝大会出場 ピティナ・ピアノコンペティション 隈元保孝君(朝日小6年)

2018年08月29日

子ども・教育

南九州地区本選で1位になり全国決勝大会に出場した隈元保孝君=27日、奄美市名瀬の太月ピアノ教室

南九州地区本選で1位になり全国決勝大会に出場した隈元保孝君=27日、奄美市名瀬の太月ピアノ教室

 奄美市立朝日小学校6年の隈元保孝君(11)=太月ピアノ教室=が世界最大規模のピアノコンクール「第42回ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会」(東京都、8月18~21日)への出場を果たした。7年間挑戦し続け初の決勝大会。隈元君は「緊張したけど自分の演奏ができた」と振り返った。

 

 コンクールはソロ、デュオ、グランミューズの3部門に幼児から一般までの延べ4万人が参加。小学校6年生以下が出場するC級の決勝には地区予選、本選を突破した93人が進出した。

 

 隈元君は地区予選を経て、7月に鹿児島市の谷山サザンホールであった南九州地区本選に出場。ハイドンの「ソナタ ト長調 Hob.ⅩⅥ:G1 第1楽章」とグリークの「ワルツ Op.38―7」を演奏して1位に輝き、決勝大会への出場権を得た。全国大会ではこの2曲を含む4曲を堂々と披露した。

 

 隈元君は5歳のときに4つ上の姉・保ノ華さん(16)=大島高校1年=の影響でピアノを始めた。今年2月に東京で開催された「第8回バッハコンクール全国大会」にも出場し金賞を受賞。保ノ華さんとデュオを組み、南九州地区本選の連弾中級Bでは優秀賞に選ばれている。

 

 隈元君は「本選1位で決勝大会出場が決まったときは興奮した。D級(中学2年以下)とのレベルに差があることも分かった。次は同じコンクールで賞を取れるように頑張りたい」と話していた。