全国から生徒呼び込め 古仁屋高校

2018年06月21日

子ども・教育

地域みらい留学フェスタへの来場を呼び掛ける古仁屋高校の生徒=20日、瀬戸内町

地域みらい留学フェスタへの来場を呼び掛ける古仁屋高校の生徒=20日、瀬戸内町

 全国から入学生を募集している公立高校が参加する「地域みらい留学フェスタ2018」(全国地域みらい留学ネットワーク主催)は23日から全国4会場で開催される。全国から34校、奄美からは唯一瀬戸内町の県立古仁屋高校(大山良一校長)が東京、大阪会場に参加。全国から生徒を募り、学校存続、活性化を図りたい考えだ。

 

 同フェスタは、高校進学を考えている中学生とその保護者を対象とした学校説明会で、全国規模では初開催となる。

 

 古仁屋高校の生徒数は2016年度147人、17年度129人、18年度107人と減少傾向。本年度の新入生は28人と近年で最も少なく、生徒数の確保が課題とされている。

 

 石神正憲教頭は「少子化で町内からの新入生増加が見込めない中、全国から生徒を呼び込みたい。地元の生徒にもいい刺激になると思う」と期待。松元拓也担当教諭は「フェスタでは、自然の豊かさや舟こぎなどのマリンスポーツの魅力、町の支援制度、個別指導などをアピールしたい」と意気込みを語った。

 

 大阪会場は23日、大阪市の天満橋OMMビルAホール、東京会場は24日、東京都品川区のTOC五反田メッセ。開催時間はいずれも午前8時45分~午後4時半。