創立100周年記念式典 岡前小与名間分校

2019年11月04日

子ども・教育

学校関係者や卒業生などが集い節目を祝った岡前小学校与名間分校創立100周年記念式典=3日、天城町与名間

学校関係者や卒業生などが集い節目を祝った岡前小学校与名間分校創立100周年記念式典=3日、天城町与名間

 天城町立岡前小学校与名間分校(古田良成校長、児童7人)の創立100周年記念式典が3日、同校体育館であった。学校関係者や修了生、地域住民ら約130人が出席。同校の歴史や伝統を振り返りながら節目を祝い、さらなる発展を祈願した。

 

 同校は1919年、岡前尋常小学校与名間分教場として開校。児童は1年生から4年間学び、5年生になると本校の岡前小学校に通学する。県内の分校で児童が在籍しているのは本年度、与名間分校と同町立西阿木名小学校三京分校の2校のみとなっている。

 

 PTA会長で創立100周年記念事業実行委員会の廣田鉄也実行委員長は「100周年の節目に携われたことは、修了生として喜びをかみしめている。伝統ある学校で学んだ自信と誇りを胸に、教育環境の充実を図り児童数を増やす目標を達成したい」とあいさつ。

 

 森田弘光町長らの祝辞に続き、古田校長は「7人の児童は多くの先輩方が国内外で活躍していることを大きな誇りや励みとして、毎日学校生活を送っている。いつまでも与名間分校から元気な子どもたちに声が届くよう、皆さまの支援・協力をお願いしたい」と謝辞を述べた。

 

 児童を代表して4年生の廣田元君は「児童は7人だけど、与名間分校のために300人以上が協力・応援してくれていると聞き、これからも期待に応えないといけないと思った。150周年を迎える時は僕がPTA会長になって、皆さんと盛大にお祝いしたい」と誓った。

 

 式典後には同校修了生で、アトランタ五輪のレスリング競技グレコローマンスタイル57㌔級で8位入賞した西見健吉さん、落語家桂楽珍こと中山行治さんの記念講演や祝賀会もあった。