和泊町大城小で恒例の黒糖づくり体験

2019年02月07日

子ども・教育

雨の中、サタグルマを回してキビを搾る児童ら=5日、和泊町の大城小

雨の中、サタグルマを回してキビを搾る児童ら=5日、和泊町の大城小

 和泊町の大城小学校(園田あけみ校長、児童48人)で5日、恒例の黒糖づくり体験があった。児童と保護者、地域住民、城ケ丘中学生らが参加。昔ながらのサタグルマ(砂糖圧搾機)を使ったサトウキビ搾りなど、黒糖ができるまでの作業工程を体験し、その苦労と達成感を味わった。

 

 同校には約30年前に、創立90周年を記念して復元したサンゴ石垣と、かやぶきで造ったサタ小屋があり、郷土体験学習に活用している。

 

 児童たちは数人ずつ交互にサタグルマを回してキビを搾った。高学年の児童は大人と一緒にサタ小屋に入り、大きな釜で搾り汁を煮詰める作業などを体験した。

 

 この日は時折、雨が降るあいにくの天気だったが、児童らはレインコートを着て作業を継続。最後は皆で出来たての黒糖をおいしそうにほおばった。

 

 4年生の池田友愛さん(10)は「(サタグルマを)回すのは大変だけど、毎年皆で協力して黒糖が出来上がった時が一番うれしい」と話した。