大和中2年生が「立志の集い」

2020年02月04日

子ども・教育

好きな言葉を記した色紙を手に自身の将来について発表する2年生=3日、大和中体育館

好きな言葉を記した色紙を手に自身の将来について発表する2年生=3日、大和中体育館

 生徒が自身の将来の目標について発表する「立志の集い」が3日、大和村の大和中学校体育館で開かれた。同校2年生11人が、おのおのの目標や好きな言葉をしたためた色紙を手に、全校生徒や保護者約60人の前で誓いを立てた。

 

 集いは生徒が社会の一員としての自覚を持ち自身の生き方を真剣に考える機会にする狙いで開催している。同校では2018年度から生徒が発表する形式を取り始めた。

 

 発表者の前田和香さんが選んだ言葉は「夢」。前田さんは「私にはまだ夢や目標がない。進路を考えていろんな学校を調べたら知らない学科が多くてびっくりした」と話し、「まだ目標は決まっていないけど、それはなんにでもなれるということ。いろんなことに挑戦して経験を積み、自分の夢を見つけたい」と思いを述べた。

 

 集いには音楽を通じて島内外に奄美の自然・文化の情報発信をする奄美市の「唄島プロジェクト」の面々も協力。島唄漫談ユニットの「サーモン&ガーリックwithアニョ」とピアニストの村松健さんが出演して生徒たちへエールを送った。

 

 漁師になりたいという目標を込めて「海」の一文字を掲げた重田俊輔さんは「皆の前で将来について話すのは緊張した。小さい頃から泳いだり、釣りをしたりしている名音の海が大好きなので、海のことを一生懸命勉強したい」と話した。