大島高校、金久中が一席 学校新聞コンクールで

2019年12月06日

子ども・教育

学校新聞コンクールで一席に輝いた大島高校の新聞同好会=11月14日、奄美市名瀬

学校新聞コンクールで一席に輝いた大島高校の新聞同好会=11月14日、奄美市名瀬

 第67回学校新聞コンクール(南日本新聞社主催)の受賞校がこのほど発表され、高校の部で県立大島高校新聞同好会の「大高ジャーナル」、中学校の部で奄美市立金久中学校の「真潮の風」がそれぞれ一席に輝いた。

 

取材・執筆を担当した金久中学校の生徒たち=12月3日、奄美市名瀬

取材・執筆を担当した金久中学校の生徒たち=12月3日、奄美市名瀬

 大島高校の新聞同好会は昨年9月に発足した。週2回の活動で、発行は学期ごとに年3回。新聞は生徒を通じて保護者へ配布するとともに、ブログでも配信している。

 

 顧問の池之上博秋教諭、副部長の上月亜美さん(2年)と表彰式に出席した部長の玉城優依さん(2年)は「高校生ならではの視点を大切に、自然遺産登録への動きや18歳選挙権に関することなど、地域の話題や時事問題について広く取り扱った。昨年創部したばかりでこのような賞を頂き驚いている。これからも高校生の目線を大切にした新聞づくりを心掛けたい」と話した。

 

 金久中学校は生徒会メンバーを中心に各クラス委員らにも依頼しながら多くの生徒が執筆活動に参加。顧問の久保秀仁教諭と話し合い、文化祭や体育祭などの行事に加え、世界自然遺産や奄美の日本復帰運動など地域に根差した話題を取り上げ、月1回発行している。

 

 記事作成に携わった喜村健太さん(3年)は「思っていることを文章に表すのは難しかったけど、やっていく中でできるようになってきた」。

 

 担当の割り振りから編集、季節ものの記事執筆もしていた野田萌加さん(3年)は「応募していたことも知らなかったので受賞を聞いて驚いた。これからも学校全体で作っていってほしい。金久中のいいところをいろんな人に紹介できれば」と話した。

 コンクールは県内の中学、高校の学校新聞が対象。今回は中学校の部に6点、高校の部に7点の応募があった。