大島高校で16大学1企業が出前講義

2019年10月26日

子ども・教育

大学の出前講義を受ける生徒たち=24日、県立大島高校

大学の出前講義を受ける生徒たち=24日、県立大島高校

 奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長)で24日、1、2年生515人を対象に県内外の大学などによる出前講義があった。生徒たちは自身の関心や希望する進路に合った講義を受け、進路選択に役立てた。

 

 出前講義は大学の特色や学科の内容を知り、生徒の進学意識を高めることを目的に毎年開催している。今回は鹿児島大学や九州大学など16大学と1企業が21講義を行った。生徒は医学や人文学、工学などさまざまな分野の中から2講義ずつ選択して受講した。

 

 宮崎大学医学部は「薬理学」をテーマに講義した。講師はカフェインの成分や作用などを例に挙げ、薬が体に与える影響を解説。医薬品を開発する工程なども紹介した。

 

 薬理学の講義を受けた1年の山川陽さん(16)は「将来は管理栄養士になりたい。食にも関係のある薬について知りたくて受講した。薬ができるまで、たくさんの時間と手間がかかっていることが分かった」と話した。