映画「愛加那」授業へ 龍郷町

2018年06月24日

子ども・教育

龍郷「愛加那、浜昼顔のごとく」特別編集版=20日、りゅうがく館

龍郷「愛加那、浜昼顔のごとく」特別編集版=20日、りゅうがく館

  龍郷町「西郷どんプロモーション実行委員会」(実行委員長・竹田泰典町長)は6月、郷土教材映画「愛加那、浜昼顔のごとく」特別編集版を製作した。小中学校の授業に合わせて時間を短縮。難解な歴史用語などはカットした。近く町内の小中学校、奄美群島内の図書館への配布を始める。

 

 特別編集版は本編約30分。監督は前田守さん(46)。①西郷南洲の前半生②南洲と奄美③奄美大島を離れて④菊次郎と両親⑤菊次郎、台湾~京都時代⑥識者総括―などで構成した。100セット製作。事業費は102万円。

 

 小学校(授業時間45分)、中学校(同50分)に利用しやすいよう工夫した。今回、原版制作後、10年が経過したことを踏まえ、エンディングを新たに作成。龍郷町の風景や行事を盛り込んだ。

 

 映画は西郷隆盛の2番目の妻、愛加那の生涯を描いた。企画、製作まで全て奄美大島の実行委員会が手作りした。2008年度、日本視聴覚教育協会が主催する全国自作視聴覚教材コンクールで審査員特別賞を受賞、高い評価を受けた。映像は現在、町生涯学習センターりゅうがく館で開催中の「西郷隆盛と菊次郎展」で上映中。