学校存続に協力を 奄美看護福祉専門学校 若者の定住促す集いで魅力発信

2019年05月31日

子ども・教育

約40人が出席した奄美看護福祉専門学校の「若者の定住を促す集い」=28日、奄美市名瀬の集宴会施設

約40人が出席した奄美看護福祉専門学校の「若者の定住を促す集い」=28日、奄美市名瀬の集宴会施設

 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は28日、同市名瀬の集宴会施設で「若者の定住を促す集い」を開いた。行政や高校関係者、卒業生ら約40人が出席。各分野で地域に貢献する同校の学習内容や取り組みについて理解を深めた。

 

 同校は旧名瀬市の要請を受け、学校法人日章学園(本部・宮崎県)が1995年に開校。1800人以上の卒業生を送り出し、約700人が群島内で就職している。

 

 一方で少子化や高校卒業後の群島外への就職、進学の影響で生徒数は減少が続いている。修学や通学に係る各種支援制度を制定するなど、自治体と連携して学生確保に取り組んでいる。

 

 向井校長は「島の発展に寄与する本校の存続へ向け、知恵を貸していただきたい」と行政や学校関係者らに協力を求めた。

 

 各学科の生徒が学校生活や支援制度などについて紹介し「地域の人に支えられ、患者さんらと直接コミュニケーションを取りながら学べてやりがいを感じられる」「奄美ならではの地域医療が学べ、実習先が就職先となることもあるので人間関係が築きやすい」などと同校で学ぶメリットをPRした。