島口劇、伝統芸能、島唄を披露 瀬戸内町

2019年11月10日

子ども・教育

島口劇などで日頃の練習の成果を披露した瀬戸内町子ども島口・伝統芸能大会=9日、町きゅら島交流館

島口劇などで日頃の練習の成果を披露した瀬戸内町子ども島口・伝統芸能大会=9日、町きゅら島交流館

 第14回瀬戸内町子ども島口・伝統芸能大会(町教育委員会主催)は9日、町きゅら島交流館であった。町内13団体131人の小中学生が島口劇や伝統芸能、島唄などで日頃の練習の成果を披露。地元の伝統、文化の魅力を再認識していた。

 

 油井小中学校子ども会は、県の無形民俗文化財に指定されている「油井の豊年踊り」の4演目を発表。川を渡る座頭の様子をユーモラスに演じる「ガットドン」では大人顔負けの演技で会場から笑いを誘っていた。

 

 伊子茂小中学校子ども会は「浦島太郎PartⅡ」と題して島口劇を披露。小学1年生から中学3年生まで総勢22人が出演し、地元住民から学んだ島口の発音や抑揚を忠実に再現しながらそれぞれの役を演じ切った。

 

 池地小学校は全校児童3人で登場し、請島や学校を島口で紹介した。与路小中学校は島外からの留学生も含めて7人で島口劇に挑戦。留学生たちの流ちょうな島口に来場者も感心した様子だった。

 

 大会後、瀬戸内町教育委員会教育委員の徳永允さんは講評で、「普段の生活で触れることのできない島口の発表に大変苦労したと思う。今日の大会が島口に触れ、自分たちの住んでいる地域の良さを学べるいい機会になったのでは」などと語った。