年の祝いにキク贈る 県スプレーギク研究会

2019年02月15日

子ども・教育

 研究会メンバーからスプレーギクを受け取る和泊小の5年生=14日、和泊町

研究会メンバーからスプレーギクを受け取る和泊小の5年生=14日、和泊町

 県スプレーギク研究会は、数え13歳の年の祝いを迎えた和泊町内4小学校の5年生に対し、スプレーギクの花束をプレゼントしている。14日は研究会メンバーら3人が大城小と和泊小を訪問。和泊小では5年生42人に色とりどりのスプレーギクを贈り、先祖を敬う気持ちや命の大切さを伝えた。

 

 県内のスプレーギク生産者らでつくる同研究会の花育活動の一環。仏壇や墓に供えられることが多いキクを通じて先祖への感謝の気持ちを育むとともに、県産花卉(き)への理解、関心を高めてもらおうと毎年実施している。

 

 同研究会の長田隆一副会長が数え年や、墓にキクを供えることの意味、沖永良部島の花卉生産の状況などを説明。「私たちはご先祖からずっと命を受け継いで今生きている。そんな命の大切さを皆さんに感じてもらい、ご先祖を大切にしてほしい」などと語り掛けた。

 

 寺原倖陽君(11)は「きょうの話を聞き、もらったキクはひいおばあちゃんのお墓に供えたいと思った」と話した。