徳高生2人が奨励賞受賞/国際美術展美術部門

2018年07月05日

子ども・教育

高校生国際美術展で奨励賞を受賞した(左から)徳田さんと赤﨑さん=3日、徳之島町徳之島高校

高校生国際美術展で奨励賞を受賞した(左から)徳田さんと赤﨑さん=3日、徳之島町徳之島高校

 第19回高校生国際美術展(NPO法人世界芸術文化振興協会主催)の最終審査がこのほどあり、徳之島高校3年の徳田聖花さんの作品「麗」と2年の赤﨑祐斗さんの作品「私利私欲」が美術部門で奨励賞を受賞した。鹿児島県勢の入賞は美術部門3人、書部門5人の奨励賞が最高で、奨励賞の受賞は奄美群島からは徳田さんと赤﨑さんだけだった。

 

 国内外の高校生を対象に、2部門で作品を公募。今回は書部門に1万2065点、美術部門に1533点の応募があり、それぞれ250点、150点の入賞作を選出した。

 

 作品はいずれも50号(縦116㌢、横91㌢)で制作した。徳田さんは作品中央にヒトとヒョウの顔、周囲に花を配置して麗しさを対比で表現。赤﨑さんは本や木を人間に必要な知識や自然に見立る一方、不必要な廃虚なども描き人間の欲を描写した。

 

 徳田さんは「時間をかけて制作した分、受賞できてうれしい」、赤﨑さんは「来年は奨励賞より上の賞が取れるよう頑張りたい」と話した。

 

 奄美から2人以外に、書部門で沖永良部高校3年の沖田麻弥さん、中田きらりさん、2年の清水勇哉さん、前田菜緒さんが佳作に輝いた。