油井小中で奄美オーケストラがミニ公演

2019年01月13日

子ども・教育

奄美オーケストラの演奏で油井の豊年踊りを踊る児童生徒ら=12日、瀬戸内町の油井小中学校体育館

奄美オーケストラの演奏で油井の豊年踊りを踊る児童生徒ら=12日、瀬戸内町の油井小中学校体育館

 瀬戸内町の油井小中学校と篠川小中学校合同音楽鑑賞会は12日、油井校体育館であった。奄美オーケストラ(城昭久代表)の演奏者18人がミニコンサートを開催。油井集落に伝わる県無形民俗文化財「油井の豊年踊り」との共演もあり、児童生徒や来場した地域住民約80人は、貴重な管弦楽の生演奏に聞き入っていた。

 

 コンサート第1部は奄美オーケストラのクラシック演奏で開幕。島唄「朝花節」「イトウ」「ワイド節」をアレンジしたメドレー披露もあり、来場者が手拍子で盛り上げた。楽器演奏や指揮者体験コーナーもあった。

 

 第2部は、城代表がオーケストラ編曲した「油井の豊年踊り」が初披露された。油井校の児童生徒が演奏に合わせて「稲すり」「米つき」「ガットドン」の3演目を踊り、来場者を楽しませた。

 

 奄美民話の会の嘉原カヲリさん、別府ちよみさんと一緒に会場一体となって奄美のわらべ歌を楽しんだ後、児童生徒全員で校歌を歌い、締めくくった。

 

 油井小5年の重田空良君(11)は「オーケストラ演奏に合わせ、初めて豊年踊りを踊ったが、いろんな音を聞きながら楽しくできた。音楽が好きなので、将来、バイオリンを弾いてみたいと思った」と感想を話した。