熱戦!ビブリオバトル 愛読書の魅力発表 大島高校

2018年07月13日

子ども・教育

愛読書の魅力を紹介する積さん=12日、奄美市名瀬の大島高校

愛読書の魅力を紹介する積さん=12日、奄美市名瀬の大島高校

 奄美市名瀬の県立大島高校(竹井俊久校長、生徒758人)で12日、愛読書の魅力を発表する「ビブリオバトル」(知的書評合戦)があった。生徒たちはお薦めの一冊を手に熱のこもったプレゼンテーションを繰り広げ、一番読みたくなった「チャンプ本」を投票で決定した。

 

 ビブリオバトルは2007年に京都大学情報学科で考案されたイベント。同校は生徒が本に親しむきっかけ作りとプレゼンテーション力を磨く目的で12年から毎年実施している。今年1月に東京都の早稲田大学であった「全国高校ビブリオバトル決勝大会」(活字文化推進会議主催)では同校2年の積風我さん(17)が県代表で出場し優秀賞を受賞した。

 

 生徒たちはまず3~4人のグループに分かれて予選を行い、代表を選出。グループの代表は教壇に立ち、3分間で愛読書の魅力をPRした。

 

 2年6組では投票の結果、グループ代表10人の中から、三秋縋著「スターティング・オーヴァー」を紹介した積さんが選ばれ、2連覇を達成した。積さんは「緊張した。出だしを朗読から入る工夫をした」と話し、県大会に向けては「自分が本を紹介することで一人でも多くの人に良さを知ってもらい、手に取って読んでもらえるとうれしい。そういう発表ができるように頑張りたい」と語った。