看護のプロへ気持ち新た 奄美看護福祉専門学校

2019年05月11日

子ども・教育

37人がナースキャップを授かった奄美看護福祉専門学校の戴帽式=10日、奄美市名瀬の奄美文化センター

37人がナースキャップを授かった奄美看護福祉専門学校の戴帽式=10日、奄美市名瀬の奄美文化センター

 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第24回戴帽式が10日、同市の奄美文化センターであった。看護学科2年生37人が純白のナースキャップを授かり博愛と献身を誓い、看護のプロを目指して気持ちを新たにした。

 

 同校は、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日(5月12日=看護の日)に合わせ、毎年5月に戴帽式を行っている。保護者や在校生ら約240人が見守る中、学生はキャップを授かり、奉仕の心を象徴するともしびを手にナイチンゲール誓詞を読み上げた。

 

 向井校長は「身を削るようにして取得した技術、知識こそが真に人々に恩恵をもたらす。看護師の卵として残り2年を有意義に過ごし、看護師になったあかつきには社会に大いに貢献することを祈念する」と激励した。

 

 学生を代表して登大夢さん(28)が「看護への道は厳しく困難で看護専門職の責任の重さを痛感する日々だが、実習中に見た患者さまの笑顔で目指す思いは強まった。これからも勉学にいそしみ、ナイチンゲール女史のように分け隔てなく誠実で清い看護に努める」

と誓った。

 

 学生たちは今後、病院や施設などで実習を行い、国家資格の取得を目指す。