重原さん(大島高校)全国へ 書道の腕競い、奄美から36人出場 県揮毫大会

2018年11月09日

子ども・教育

 535人で書道の腕を競った県揮毫大会=6日、鹿児島市(提供写真)

535人で書道の腕を競った県揮毫大会=6日、鹿児島市(提供写真)

 県内の高校生が一堂に会し書道の腕を競う揮毫大会(県高校文化連盟主催)が6日、鹿児島市の鹿児島アリーナであった。奄美群島からは大島、古仁屋、沖永良部の3校36人が出場。大島高校書道部2年の重原日和さん(16)が来年7月に佐賀県で開催される全国高等学校総合文化祭への出場権を獲得した。

 

 大会は、任意の古典を模倣して書く「臨書」と、当日大会側が提示した漢字や仮名を書く「創作」の2部門で競技。1・2年生の部で高文連賞40人、優秀賞80人、3年生の部で翰墨金賞10人、翰墨銀賞15人が選ばれた。

 

 参加生徒は県内54校から総勢535人。群島3校の生徒たちも臨書、創作にそれぞれ挑み、日頃の練習の成果を発揮。5人が1・2年生の部で最高位となる高文連賞に輝いた。

 

創作部門で高文連賞に選ばれ、総文祭に出場する重原さん(提供写真)

創作部門で高文連賞に選ばれ、総文祭に出場する重原さん(提供写真)

 今大会と同時期にあった県高校書道展の結果を踏まえ、全国総文祭に出場する生徒8人を選出。創作部門で高文連賞を受賞し、総文祭に出場する重原さんは「うれしいが、今大会で課題も見つかった。さらに技術を向上させたい」と語った。

 

 揮毫大会の結果は以下の通り(敬称略)。

 

 ▽高文連賞(臨書部門) 富田巴菜(大島)▽同(創作部門) 重原日和、伊藤真樹、中江沙綾(以上大島)前田菜緒(沖永良部)▽優秀賞(臨書部門) 平山朋美、伊東未来、森田凜(以上大島)▽同(創作部門) 小島瑠菜、森永心々暖、山下美李(以上大島)