4小学校が集合学習 児童86人、オーケストラ鑑賞 宇検村

2019年10月19日

子ども・教育

宇検村の集合学習で奄美オーケストラの演奏を楽しむ児童ら=17日、宇検村の田検小学校体育館

宇検村の集合学習で奄美オーケストラの演奏を楽しむ児童ら=17日、宇検村の田検小学校体育館

 宇検村内の小学校4校は17日、田検小学校(前田和洋校長、児童52人)で本年度2回目の集合学習を行った。1年生から6年生まで86人が参加。奄美オーケストラ(城昭久団長)の演奏を鑑賞したほか、授業や給食、休み時間を共にして友情を深めた。

 

 参加校は田検、名柄(野下利弘校長、児童8人)、阿室(大庭新吾校長、児童13人)、久志(徳永由美子校長、児童13人)の4校。演奏会は「ラデツキー行進曲」で開幕し、人気アニメのテーマ曲や島唄メドレーなどが披露された。児童の指揮体験では運動会でおなじみの「カンカン」を演奏。指揮者の動きに合わせ目まぐるしく変化する曲調に会場が笑いに包まれる一幕もあった。

 

 後半は奄美民話の会の嘉原カヲリさんらと一緒に奄美のわらべ唄や手遊びを楽しんだ。最後はオーケストラの演奏で各校の校歌を歌い、全員で「ビリーブ」を合唱して締めくくった。

 

 指揮を体験した阿室小2年の小城美玖さん(7)は「演奏が指揮に合わせて遅くなったり速くなったりするのが楽しかった。他の学校の友達もできた」と笑顔で話していた。