6年生親子、伝統の手形記念式 成長の証し、色紙に刻む 知名町立田皆小

2018年02月18日

子ども・教育

卒業を祝い、6年生の親子を対象に行われた田皆小伝統の手形記念式=16日、田皆中学校体育館

卒業を祝い、6年生の親子を対象に行われた田皆小伝統の手形記念式=16日、田皆中学校体育館

 知名町の田皆小PTA(白川孝志会長)は16日夜、田皆中体育館で6年生の卒業を祝う手形記念式を開いた。それぞれの家族が1枚の色紙に手形を押して記念品を製作、親子の絆と成長の証しを色紙に刻んだ。

 

 手形記念式は1980年から毎年続いている同校の伝統イベント。全校児童34人や学校職員、PTA会員らが参加。来月に卒業を迎える6年生3人を激励した。

 

 手形を押した後は、6年生それぞれが決意の一言を込めた自分の漢字を紹介しながら決意表明。「向上」という文字を掲げた児童の一人(12)は「中学生になったら勉強が難しくなったり、大変なことも増える。それでも向上という文字を忘れずに頑張りたい」と力を込めた。

 

 自身も田皆小出身の児童の父親(42)は「自分の時の手形記念式のことはぼんやりと覚えている。大人になってこの手形を見れば、自分の成長を感じられると思う。中学生になってもこれまでのように、にこにこと学校に通ってくれたら」と話した。

 

 記念式に先立ち、親子レクリエーションがあり、玉入れなどで親子や友人との絆を深めた。