「共感と理解を心掛けて」 障害者週間に職員研修 龍郷町役場

 

障がいへの理解について講話した奄美地区障がい者等基幹相談支援の大津センター長=3日、龍郷町役場

障がいへの理解について講話した奄美地区障がい者等基幹相談支援の大津センター長=3日、龍郷町役場

 龍郷町は3日、障害者週間(12月3~9日)に合わせた職員対象の研修「心のバリアフリー教室」を実施した。奄美地区障がい者等基幹相談支援センター長の精神保健福祉士、大津敬氏が講師を務め「障がい者一人一人に対する共感と理解を心掛けてほしい」などと伝えた。

 

 研修はパラリンピックホストタウン事業の一環で、各課職員約30人が参加。冒頭、則敏光副町長は「東京パラリンピック卓球競技の台湾選手団を受け入れるホストタウンとして、多様性を認め合う〝心のバリアフリー〟を大切にしていきたい」と述べた。

 

 大津氏は講話で、障害者差別解消法が国や自治体、事業者に▽不当な差別的扱いの禁止▽合理的配慮の提供│を求めていることを説明。「障がいを理由にしたサービス提供拒否は実際にあり、障がい者による利用の想定が不十分な施設も少なくない」と訴えた。

 

 外見からは分かりにくい精神障がいとして、多くの潜在患者がいる「統合失調症」についても解説。「脳の病気に伴う認知機能の異常から生活に支障を来たす。『怠けだ』『障がいだ』と切り捨てず、本人の意思を尊重した支援に務めてほしい」と呼び掛けた。