きょうまでに避難所開設 台風接近、感染症対策も 奄美12市町村

 台風10号接近に伴い、奄美12市町村は避難所を設置する。和泊、知名両町は4日午後、町内全域に避難準備・高齢者等避難開始の情報を発令し、避難所を開設した。残る10市町村は5日午後までに開設する方針だ。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発熱者専用の施設を設定したり、安全な家屋への在宅避難を呼び掛けたりするなどの感染症対策も行う。

 

 奄美大島は奄美市、大和村、瀬戸内町が5日午前中に開設する。龍郷町は避難者の増加を想定して新たに町りゅうがく館や小学校なども開所、通常の約1・5倍の避難所を設定した。宇検村は「5日午後5時ごろ」の予定だが、状況次第では開設時間を早める方針。

 

 奄美市は発熱などの症状があった場合、名瀬、住用、笠利の3地区に1カ所ずつ設ける保健師配置の避難所へ移動してもらう。

 

 喜界島の喜界町は5日午前10時に福祉避難所を含む3カ所を開設するほか、集落公民館への避難希望があれば対応する。担当者は「3密を避けるため福祉避難所を除く2カ所では発熱者、高齢者、妊産婦は別部屋に分ける」と話した。

 

 徳之島では徳之島町、伊仙町が指定避難所に加え、状況に応じて集落公民館も開放。天城町は発熱が確認された場合、発熱者用の動線を確保するなど健康な人と同じ空間にならないよう対応する。

 

 沖永良部島は4日午後1時にそれぞれ災害警戒本部を立ち上げ、避難準備情報を発令した。知名町の瀬島徳幸総務課長は「マニュアルに沿って原則対応するが、避難所の運営などは台風の状況に応じて柔軟に対応したい」と話した。和泊町は同日午後5時現在、1世帯1人が避難している。

 

 与論島の与論町は同日午後3時に災害警戒本部を設置。避難所4カ所のうち、町砂美地来館では間仕切りなどを設けて110人程度収容可能とする。ほか公民館8カ所は管理者の判断で開設する予定。