たもつさんに総理大臣表彰 旧名瀬市出身、県内2人目 男女共同参画推進を評価

男女共同参画への活動が評価され、内閣総理大臣表彰を受けたたもつゆかりさん(右)=23日、鹿児島市の県庁

男女共同参画への活動が評価され、内閣総理大臣表彰を受けたたもつゆかりさん(右)=23日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】県男女共同参画審議会の会長で、民間の立場でも男女共同参画の推進に携わるたもつゆかりさん(67)=鹿児島市=が2020年度の男女共同参画社会づくり功労者として内閣総理大臣表彰を受け、鹿児島市の県庁で23日、表彰状が伝達された。同表彰の受賞者は県内で2人目。県内自治体の条例制定など、男女共同参画の推進に貢献したことが評価された。

 

 表彰は、多年にわたって男女共同参画社会づくりへの機運醸成に貢献した人などが対象。今年度はたもつさんを含め、国内で8人が受賞した。

 

 たもつさんは、男女共同参画政策関連企業の代表や県の男女共同参画審議委員、研修講師などを務め、県や県内市町村の条例制定、人材育成などにも多面的に取り組んでいる。県庁であった伝達式では、塩田康一知事が表彰状を手渡し、「男女問わずいろんな人たちが活躍できる社会づくりへの支援を」と激励した。

 

 たもつさんは、30年以上続けてきた男女共同参画関連の活動を振り返り「鹿児島県は今でも男尊女卑のイメージが他県に比べて強い」と述べ、イメージアップへの取り組みを塩田知事に要望。民間の立場からも協力、支援を継続していく考えを示した。

 

 旧名瀬市(現奄美市名瀬)の生まれで、奄美での講演や活動も多いたもつさんは「大島紬の織り技術者など、奄美では女性が産業振興の下支えも担ってきた」と話し、「よりよい地域づくりには女性の社会参画が重要」と強調した。