まちおもいキャンプ、モデル事業成果を発表

移住定住の地域課題解決に向けたモデル事業の成果を発表した受講生=7日、瀬戸内町きゅら島交流館

移住定住の地域課題解決に向けたモデル事業の成果を発表した受講生=7日、瀬戸内町きゅら島交流館

 「あまみSwitchまちおもいキャンプvol.2移住定住編」(県など主催)最終講座が7日、瀬戸内町きゅら島交流館であった。受講生が3チームに分かれ、講座を通して企画、実践した移住や定住を促進するモデル事業の成果を発表。移住者用のハンドブック作成や移住者と地元住民が交流できる場づくりなどの報告があり、課題解決のヒントを共有した。

 

 2018年度から行われている県の地域づくり実践力養成事業の一環。本年度は9月から今回を合わせて5回の講座を開催し、行政職員や地域おこし協力隊、U・Iターン者など27人が受講した。

 

 SACチームは「移住者と地元住民のコミュニケーションがうまくいかないことが多々ある」問題に着目し、交流しながら参加できるビーチクリーン活動を開催。「ビーチクリーンなどのグループに属することで地元の方々とのつながりが強まり、安心感をいただける点がいい」「奄美の海の環境について考える有意義な体験ができた」などの感想を発表した。

 

 奄美移住レスキューチームは、移住者が「移住前に前もって知っておきたかった」と思うような情報を紹介するハンドブックを2種類作成。一つは、奄美の携帯電話事情や寄付金の相場など観光パンフレットにはない内容を集約。もう一つは病院の連絡先やバスの時間など、利用者自身が必要に応じて書き込んでいく形式にした。

 

 チームフォーマットは、当たり前としてある各集落のルールについて紹介する「集落版パンフレット」のフォーマット(書式)を作成した。5地区の区長に実際に書いてもらったことで「移住者が何を知りたがっているのか、区長自身も気付いた」と受け入れ側のメリットも強調した。

 

 午後からは、受講生それぞれが得たものを確認し、今後取り組みたいことを宣言した。

 受講した同町の公務員男性(30代)は「思っているだけでは駄目。今回の取り組みを通して、集まってコミュニケーションを取りながら実践していく過程が大事だと思った」と充実した様子だった。