みらい会議が町へ提言 人材育成や産業振興など求める 龍郷町

竹田町長(中央)に提言書を提出したたつごうみらい会議の福本座長ら=4日、龍郷町役場

竹田町長(中央)に提言書を提出したたつごうみらい会議の福本座長ら=4日、龍郷町役場

 住みよいまちづくりを目指す龍郷町の官民一体のシンクタンク「たつごうみらい会議」(座長・福本洋孝町商工会経営指導員)は4日、町内の人材育成や観光、産業振興などに関する提言書を竹田泰典町長へ提出した。中高生の自主組織の設立や、本場奄美大島紬の職人用住宅の整備、展示場の設置などを盛り込んだ。会議には高校生も参加。竹田町長は「若い視点からも意見をいただきありがたい。議会とも協議を重ね可能なものから早急に進めたい」と話した。

 

 会議はさまざまな年代の住民や事業者の目線を町政に生かし解決策の実行を促すための組織。18年に発足し、地域公社の設立や住民同士の子育て支援システムの構築、空き家バンクの活用などの実現に向けた提言を行ってきた。

 

 事務局は町戦略プロジェクト推進室。20年度の委員は地元事業者や福祉関係者、Iターン者など19人(男性11人、女性8人)で、今回初めて現役の高校生3人を委員に迎えた。

 

 提言書は「人材育成」「産業振興」「企画・観光」「移住促進」「福祉」「子育て」を柱に▽中高生の自主運営によるジュニアリーダークラブの設立▽大島紬の製造工程・歴史を学べる展示場の設置▽紬職人用住宅・シェアハウスの整備▽町営キャンプ場の整備▽男性の育休促進│など16項目を盛り込んだ。

 

 提言書を受け取った竹田町長は「住みよいまちづくりのために進めるべき道筋を固め、町民と一体となって進めていく」と約束。大島紬についても言及し「奄美を支えてきた歴史的にも重要な存在であり、龍郷がやらねばどこがやるのだという意思を持って産業として守っていく」と語った。