みらい会議が町へ提言 龍郷町

竹田町長(右)に提言書を提出したたつごうみらい会議の中村座長=10日、龍郷町役場

竹田町長(右)に提言書を提出したたつごうみらい会議の中村座長=10日、龍郷町役場

龍郷町の住みよいまちづくりを目指す官民一体のシンクタンク「たつごうみらい会議」(座長・中村安久町田酒造社長)は10日、町内の雇用促進や住居対策に関する提言書を竹田泰典町長へ提出した。竹田町長は「提言を基に議会とも協議を重ねながら、安全で暮らしやすく龍郷らしいまちづくりを進めていく」と約束した。

 

 会議はさまざまな年代の住民や事業者の視点を町政に生かし解決策の実行を促すための組織で、2018年7月に初会合を実施。委員は民間企業や各種団体代表、子育て世代、行政担当課長と若手職員など27人で構成し、町戦略プロジェクト推進室に事務局を置く。

 

 提言書は「雇用」「人口減少」「住居」を柱に▽子育て世代定住促進住宅整備▽空き家の活用▽町保健福祉センターどぅくさぁや館の再整備▽マンパワー助成事業▽ワーキングホリデー制度創設―の基本方策を設定。

 

 具体的な取り組みとして、①SNS(会員制交流サイト)を活用した空き家バンクの活用②町内事業所で働く人の資格取得支援③島外の人を対象とした職業体験メニューの創設―を盛り込んだ。

 

 昨年度の提言を受け、町は防災事業などの財源確保を目的とした「安全安心対策基金」を今年3月に新設。来年度は高齢者が子育て支援に参加する「子育て応援グランマ・グランパ事業」の開始、農業法人の立ち上げなどを予定している。

 

 町側は「会議を来年度以降も継続し、優先順位を付けながら今後も実現に向けた議論を深める」としている。