インフルエンザ患者激減 コロナ対策効果か? 県環境保健センター

感染症対策で手指の消毒をする住民

感染症対策で手指の消毒をする住民

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、同時流行が懸念されていたインフルエンザの患者数が低水準で推移している。県環境保健センター発行の県感染症情報第2週報(1月11~17日)によると、県内92の定点医療機関でのインフルエンザ患者発生報告はゼロで、1999年の調査開始以降初めて。前年の同期間(2020年2週)は2182人の報告があり、大幅に減少していることが分かる。

 

 県くらし保健福祉部健康増進課によると、インフルエンザは例年12月から流行し始め、1月下旬にピークを迎えるという。21年2週の5週間前からの報告数をみると、1週前は2人、2週前1人、3週前3人、4週前3人、5週前1人だった。

 

 前年同時期(20年1週~5週間前)の報告数は、1週前1187人、2週前2361人、3週前2151人、4週前1434人、5週前663人。20年2週には名瀬(患者報告数330人)、徳之島(同401人)を含む6保健所管内が流行発生警報域となっていた。

 

 インフルエンザ患者数の報告数が少ない要因について、同課は「全国的に流行していないことと、新型コロナウイルス感染症対策として、個個人がマスク着用、手洗いなど基本的な感染防止策を行っているので、結果的に対策が共通するインフルエンザの感染予防につながっていると考えられる」とし、今後も引き続き感染防止策の徹底を呼び掛けた。