ワクチン、沖永良部島に到着 南2島の医療従事者用に 新型コロナ

超低温冷凍庫に移すため、ワクチンが入った箱を取り出す病院関係者=27日、沖永良部徳洲会病院

超低温冷凍庫に移すため、ワクチンが入った箱を取り出す病院関係者=27日、沖永良部徳洲会病院

 【沖永良部総局】新型コロナウイルスのワクチンが27日、知名町の沖永良部徳洲会病院に到着した。1箱975回分で沖永良部島と与論島の医療従事者らへの優先接種用。接種開始は、沖永良部島が29日を予定。与論島は準備が整った段階で沖永良部島からワクチンを受け入れ、与論徳洲会病院で接種を始める予定。

 

 優先接種の対象となる県内の医療従事者らは約7万5000人で、このうち沖永良部、与論の2島は460人(沖永良部331人、与論129人)を想定している。沖永良部空港に27日到着したワクチンは、運送業者が沖永良部徳洲会病院へ配送した。

 

 ワクチン接種が行われる施設には接種と保管を担う「基本型接種施設」と基本型施設からワクチンを移送して接種を行う「連携型接種施設」がある。奄美群島の基本型施設は、沖永良部徳洲会病院や与論徳洲会病院など4カ所。連携型施設は20カ所。

 

 県健康増進課によると、基本型施設から基本型施設へのワクチン移送は原則認められていないが、沖永良部島への配分を決めた段階で、同系列の医療機関であれば巡回接種という形でワクチンの移送と接種が可能との認識を国が示し、これを受け、沖永良部徳洲会病院から与論徳洲会病院への巡回接種を決めたという。

 

 沖永良部徳洲会病院の担当者は「ワクチンに関する情報が少なくて心配したが、無事届いてよかった。4月いっぱいをめどに2島の医療従事者らへの接種を終え、住民への接種の準備を進めたい」と話した。