三反園知事、再選目指し出馬表明

2期目を目指して県知事選挙への立候補を表明した三反園知事=3日、鹿児島市の県議会庁舎

2期目を目指して県知事選挙への立候補を表明した三反園知事=3日、鹿児島市の県議会庁舎

 三反園訓鹿児島知事(61)は3日、2020年7月の任期満了に伴う次期県知事選に、再選を目指して立候補すると正式に表明した。同日の県議会12月定例会本会議で自民党の代表質問に答えた。「県民の生活が良くなるようこれからも全力で取り組む。県民の支持、支援が頂けるなら、引き続き県政を担当させていただきたい」と述べた。

 

 三反園氏は指宿市出身。早稲田大学を卒業後、1980年にテレビ朝日に入社。政治記者として首相官邸や省庁取材を担当し、報道番組で政治・政局解説にも当たった。

 

 2016年の知事選に無所属で立候補。反原発団体と脱原発の政策協定を結び、自民が支援した現職との一騎打ちを制して当選した。就任直後は九州電力に対し、川内原発の即時停止と熊本地震の影響調査を求めるなど強い姿勢を見せたが、次第に脱原発路線は後退したとして批判も出ている。

 

 三反園知事は代表質問への答弁で、「当選後、40市町村で『知事と語ろう車座対話』を開き、子育て支援と高齢者支援を2本柱として県政を推進してきた」と1期3年半を振り返ったほか、観光客の増加や農業生産額の増加などを掲げ「経済、生活両面で県政は着実に発展していると考えている」と強調した。

 

 その上で「時代の状況変化に的確に対応しながら持続的な行財政構造を構築し、鹿児島にしかないポテンシャルを生かして各種施策に取り組んでいく」などと述べた。

 

 本会議終了後、報道陣の取材に応じた三反園知事は「熟慮した結果、きょう出馬を決意した」と述べ、原発政策については「再生可能エネルギーを推進し、原発に頼らない社会を目指す。原発はそこにあるので、まずは防災対策に取り組んだ。県民の安心、安全のために防災対策に力を入れていく」と語った。

 

 知事選には無所属で出馬する意向。その上で、自民党と公明党に推薦願を提出する考えも示した。

 

 次期県知事選への正式な出馬表明は三反園知事が初めて。他にも水面下で複数、立候補を模索する動きがある。三反園知事の出馬表明を受けて今後、活発化しそうだ。