予定地で庁舎の起工式  与論町

神事を執り行い、新庁舎建設工事の安全を祈願する出席者=4日、与論町

神事を執り行い、新庁舎建設工事の安全を祈願する出席者=4日、与論町

 旧庁舎の老朽化に伴う新庁舎建設事業を進めている与論町は4日、茶花の建設予定地で起工式を開いた。町、議会、施工事業者ら約80人が出席し、来年11月末の完成に向けて工事の安全を祈願した。新庁舎での業務開始は2020年1月を見込む。

 

 建設地は旧町立診療所跡の町有地で町保健センターの隣。茶花の海岸沿いにあった旧庁舎との距離は約800㍍。台風の高波や津波なども想定し、防災拠点としての機能を果たす観点から、海抜約30㍍の島中央部に移す。

 

 新庁舎は鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積1999平方㍍。町民の利用が多い課を1階に配置し、個室の相談室や授乳室、多目的ホール、町民の憩いスペースなども設ける。

 

 本体建築と外構、書庫・車庫の建築工事、備品整備を含めた工事総額は8億5917万円。停電、断水に対応できる燃料タンクを確保した非常用発電設備や受水槽・緊急排水槽も設置する。

 

 安全祈願神事の後、山元宗町長は「起工式まで漕ぎ着けたことに対し、皆さんに感謝。限られた予算での事業だが、町民に親しまれ、使い勝手のよい庁舎となることを願う」と話した。

 

 町総務企画課によると、新庁舎に通じる町道の拡幅工事や駐車場整備は19年度以降に取り掛かる。旧庁舎の跡地利用については町民アンケートの結果も参考に検討委員会で議論していく。

与論町の新庁舎完成イメージ

与論町の新庁舎完成イメージ