五輪・パラのホストタウンに 龍郷町

 瀬留学童保育の子どもたちが作製した台湾パラ選手へのウエルカムボードを掲げる竹田泰典町長ら=20日、龍郷町

瀬留学童保育の子どもたちが作製した台湾パラ選手へのウエルカムボードを掲げる竹田泰典町長ら=20日、龍郷町

  龍郷町は20日、2020年東京五輪・パラリンピックの「共生社会ホストタウン」に登録されたと発表した。県内の共生社会ホストタウン登録は初めて。竹田泰典町長は「パラリンピアンとの交流をきっかけに共生社会実現に向けた取り組みをさらに推進していきたい。奄美は結いの精神、支え合いの心を持っている。健常者も障がい者も等しく共生していける社会に期待している」と語った。

 

 共生社会ホストタウンは、子どもの教育や障がい者の就労を推進する「心のバリアフリー」、文化や言語、国籍や年齢、性別や障がいの有無などに関わらず利用できることを目指した「ユニバーサルデザインのまちづくり」に継続的・加速的に取り組むもの。東京大会後も幅広い形でパラリンピアンと交流し、共生社会に向けて住民の意識改革を目指す。

 

 同町では既に、町内の公共施設6カ所で身障者や高齢者、妊婦ら用の駐車場や車いす用のスロープを増設・新設している。

 

 同町身体障がい者協会の榮康博会長は「おもいやり駐車場を通して、困っている人や高齢者、子どもたちへの思いやりの心の輪が広がっていくことを願っている」と述べた。

 

 共生社会ホストタウンには12月17日現在、全国65自治体が登録されている。

 

 同町は共生社会ホストタウン登録に先立ち、名誉町民の西郷菊次郎(1861~1928)が台湾の初代宜蘭庁長を務めた縁などで今年6月に台湾の「ホストタウン」にもなっている。20年1月にはパラ卓球選手ら6人が同町を訪れ、地元児童生徒や町民らとの交流事業などを予定している。