初の「応援大使」誕生 田中完氏に委嘱状 龍郷町

龍郷町の魅力を発信する「たつGO! 応援大使」の第1号に任命された田中氏(右から3人目)=30日、龍郷町役場

龍郷町の魅力を発信する「たつGO! 応援大使」の第1号に任命された田中氏(右から3人目)=30日、龍郷町役場

 龍郷町の自然や文化、観光、産業などの魅力を全国に発信する「たつGO! 応援大使」の第1号任命式が30日、同町役場であり、県大島支庁長の田中完氏に委嘱状が手渡された。田中氏は「今年度で定年退職のため県職員としては区切りを迎えるが、これからも奄美、龍郷とのつながりを大切にしながら大いに魅力をPRしたい」と抱負を述べた。

 

 田中氏は1984年入庁。2006年から通算9年間にわたって「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録に関わり、その間、世界文化遺産課長、世界文化遺産総括監として手腕を振るった。17年4月から2年間、県大島支庁総務企画部長として勤務した後、県本庁企画部次長を経て20年4月に大島支庁長に就任。21年3月31日で定年退職を迎える。

 

 奄美在任中は個人的な活動として、地元住民や児童生徒へ自然や文化について講演したり、会員制交流サイト(SNS)などで魅力を発信したりしていた。龍郷町では各地域の催事や伝統行事などに積極的に参加し、住民らと交流を広げていたという。

 

 任命式では、竹田泰典町長から任命状とともに名刺と本場奄美大島紬の名刺入れ、ネクタイが手渡された。田中氏は「町内でも特に秋名・幾里地区によく通った。シマンチュとして自然や文化、暮らしを体感できたことは人生の財産」と述べ、職員らへ「これからも共にキバリンショロー(がんばろう)」と島言葉を交えてあいさつした。

 

 竹田町長は「これからもつながりを持ち続け、龍郷町の発展に力を貸していただきたい」と期待した。任期は4月1日から2023年3月31日まで。