和泊町、西郷どんプロモ委解散

「一定の成果を挙げ、役目を終えた」として解散を決めた和泊町西郷どんプロモーション実行委=11日、同町役場

「一定の成果を挙げ、役目を終えた」として解散を決めた和泊町西郷どんプロモーション実行委=11日、同町役場

  【沖永良部総局】大河ドラマ「西郷(せご)どん」を地域活性化に生かす活動に取り組んできた和泊町西郷どんプロモーション実行委員会(会長・伊地知実利町長)の総会が11日、町役場会議室であった。2018年度の事業決算案を承認し、同日付で実行委員会を解散した。和泊西郷南洲顕彰会へ一部業務の移管を決定。引き続き同顕彰会、おきのえらぶ島観光協会、行政が連携し、島の歴史資源を生かした観光振興に取り組んでいくことを申し合わせた。

 

 同実行委は、西郷隆盛が島に残した功績などを後世に継承するとともに官民で観光振興を図ろうと、16年10月に発足。ドラマ西郷どんの現地撮影やメディア撮影の誘致を通して全国に沖永良部島を発信したほか、ハード、ソフトさまざまな事業を展開してきた。

 

 伊地知会長は「来島する観光客も増えており、西郷どん効果があったと感じている。島の皆さんの協力もあり、(同実行委の取り組みは)大成功と自負している」と総括。「解散したから終わりではなく、これをどう今後につなげていくかが次の課題」とも述べた。

 

 17年度に育成したまちあるきガイドによる観光案内は、同顕彰会へ業務移管。製作した「えらぶの西郷どんガイドブック」の販売や、手々知名の西郷どん村の維持管理も、今後は顕彰会が担うこととした。

 

 ドラマに使用された撮影セットなどを展示している西郷どん村に関しては「本来は撮影用に造られたセットで、今後の台風到来なども考えると長期間の展示はできない。期限を決めた展示、撤去が必要」「サタグルマ(砂糖圧搾機)の木製の歯車などは希少価値があり、今後も残すべき」といった意見があり、顕彰会で検討していくこととした。