国交省「しまっちんぐ」 喜界町が群島初参加

さまざまな業態の企業が関心を寄せた喜界町のブース=東京霞ヶ関の国土交通省

さまざまな業態の企業が関心を寄せた喜界町のブース=東京霞ヶ関の国土交通省

 【東京支社】喜界町はこのほど、国土交通省で開催された離島と島外の民間企業を結ぶイベント「しまっちんぐ」に参加した。町の課題として特産品の販路拡大を挙げたのに対し、参加企業からインターネットを活用した販売などの提案があった。また再生可能エネルギーの導入や、観光分野における交通手段の利便性向上など、地域の課題解決に向けたさまざまな提案があった。同町は今後、地域活性化に向けて島内と島外の企業を結び付ける取り組みも進めたいとしている。

 

 イベントは、島の魅力を生かした活性化を目指す離島地域と、島で事業を立ち上げ地域に貢献したいという島外企業をつなぐ場として同省が企画。これまでに4回開催し延べ34の離島地域と159の企業・団体が参加している。今回は10の離島地域が参加。鹿児島県からは奄美群島では初となる喜界町のほか、種子島の西之表市が参加した。

 

 喜界町は、島の固有種「島そら豆」を利用した特産品を開発したが、島内での流通にとどまっているとして販路拡大を課題に挙げた。これに対し参加企業からインターネットでの販売などのアイデアが示され、現在は全国の離島の特産品を集めたネット販売のコーナーへ出品することを検討している。

 

 喜界島は台風の常襲地としても注目を集め、風力発電など再生可能エネルギーの導入を働き掛ける企業もあった。観光面ではシェアサイクルや電動キックボードなど観光客に便利な交通手段の提案もあった。

 

 喜界町のブースを訪れた企業からは「離島の条件不利性を知恵と技術で解消したい。対話の中から課題の本質が見えてきた。百聞は一見にしかず。一度、喜界島を訪問しようと思う」などの声が聞かれた。

 

 喜界町企画観光課の担当者は「さまざまな企業と直接話し合いができ、課題解決に向けて大変有効だった。今後は島内と島外の企業を結びつける取り組みも進めていきたい」と語っていた。