地域活性化策を模索へ 長期滞在で奄美を深堀り 大正大が地域実習

朝山市長から委嘱状を受け取る大正大の実習生ら=19日、奄美市名瀬

朝山市長から委嘱状を受け取る大正大の実習生ら=19日、奄美市名瀬

  大正大学(東京・豊島区)の奄美地域実習生14人が奄美大島入りし19日、奄美市役所で受け入れ式があった。過去2年間は地域創生学部の1年生のみだったが、今年は1、3年の2学年が参加した。滞在期間は10月29日までの42日間。観光、伝統文化などをテーマにフィールドワークを展開し、地域課題の解決方法や地域活性化策を探る。

 実習活動は大正大学地域構想研究所の地域自治体連携コンソーシアムに参画する自治体へ学生を派遣するもの。本年度は奄美市を含む全国15地域に約200人が参加する。

 同市の受け入れは3年連続。初年度の実習生4人を含む14人が18日に来島した。

 受け入れ式で朝山毅市長は「情熱、探求心が地域を興す原動力になる。地域実態を肌で感じながら社会に貢献する逸材として頑張ってほしい」と激励した。

 学生を代表して3年の加藤晃一さん(21)が「一昨年は知ることから始まった。今年は奄美を知った僕たちが何を還元できるか考え、プロジェクトを組み立てた。温かい目で見てもらえたら」とあいさつ。1年の小池裕樹さん(19)も実習への意気込みを語った。

 活動は同市名瀬末広町の同研究所奄美支局が拠点となる。関東出身が多く、ほとんどが奄美初訪問のため1年生は島唄や大島紬、黒糖焼酎など、独自の文化や地域資源に幅広く触れる。3年生は卒論も視野に観光、メディアなど個々のプロジェクトを掘り下げていく。期間中に沖永良部島も訪れる計画だ。10月28日に成果報告会を開く。