大和村で集落体験 コロナ後向け奄美をPR 県が招待ツアー

国直集落のフクギ並木を散策する体験ツアーの一行=29日、大和村国直集落

国直集落のフクギ並木を散策する体験ツアーの一行=29日、大和村国直集落

 奄美群島国立公園などの魅力をアピールして新型コロナウイルス収束後に海外客を誘致しようと、県は26日から、旅行関係者を招いた体験ツアーを県内各地で実施している。奄美大島にも28~30日の日程で海外向け旅行商品を手掛ける関係者が訪れ、龍郷町の大島紬関係施設や大和村国直集落で文化体験ツアーに参加している。

 

 奄美大島のツアーに参加しているのは、フランス向けに訪日旅行を企画・提案している旅行会社の畠山美佳さん=東京=と、オーストラリア人フリージャーナリストのルーシー・デイマンさん=東京=の2人。

 

 28日に奄美大島入りし、龍郷町の肥後染色や興紬商店などを訪問。奄美市笠利町の伝泊ホテル・赤木名に宿泊した。29日は、奄美市名瀬大熊の宝勢丸鰹漁業生産組合加工施設直売所などを見学した後、大和村国直集落を訪れ、フクギ並木や国直海岸沿いを散策。ヨガ体験も楽しんだ。

 

 日本に住んで4年になるというデイマンさんは、県本土と奄美大島がどう文化的に異なるのか興味があったと話し、「日本の多様性には本当に驚いている」と話した。奄美の魅力については「オーストラリア人はバリやフィジーの海に旅行することはあるが、海は断然、奄美大島がきれい。奄美の自然の美しさを伝えていきたい」と話した。

 

 畠山さんは「世界自然遺産に登録されれば奄美の知名度はもっと上がるだろう。海外からのニーズも高まる」と予測し、「フランス人が訪日旅行で奄美を訪れるとすれば個人旅行が主となるはず。そうなったときに一般的な英語表記の情報案内がまだまだ足りていないと感じた」と課題を指摘した。

 

 2人は30日に宮古崎を訪問予定。今後、体験を基に旅行商品を企画したり、県観光連盟の特集企画への寄稿などを予定しているという。