奄美「ピンチをチャンスに」コロナ後視野、県と情報交換

地域の課題などについて情報交換した地域行政懇話会=19日、奄美市名瀬

地域の課題などについて情報交換した地域行政懇話会=19日、奄美市名瀬

 県大島支庁幹部と奄美群島12市町村の首長らが地域の実情や課題について情報交換する地域行政懇話会が19日、奄美市名瀬のホテルであった。地元側から新型コロナウイルスの収束後を視野に入れた観光や農業など経済振興策について報告があり、今後も県と連携して取り組んでいくことを確認した。

 

 テーマは「withコロナの時代における今後の取り組み」。各首長からキャッシュレス決済導入など観光客の受け入れ体制づくり(奄美市)や観光拠点施設の整備(宇検村)、アマミノクロウサギ研究飼育施設整備(大和村)、加計呂麻島ファイバーケーブルの設置(瀬戸内町)などの事業説明があった。

 

 龍郷町は滞在型観光促進事業、喜界町は日本一の生産を誇る白ゴマによる振興策、徳之島町は徳之島の魅力を生かした旅行商品の造成や農水産物の振興策、天城町は平土野港の多機能港湾整備、伊仙町はメディカルツーリズムの取り組みをそれぞれ説明した。

 

 会議では「奄美には世界自然遺産登録が残されており、将来は明るい。コロナのピンチをチャンスと捉えて挑戦していきたい」との意見があったほか、県に対して「自然遺産に関連する道路など施設整備には、少しぜいたくでも補助対象にできないか。前例にとらわれないで」との要望もあった。

 

 和泊、知名、与論の各首長は悪天候による飛行機の欠航で欠席した。