奄美市ふるさと納税 寄付総額4億3千万円

「ふるぽ」が発行している奄美市ふるさと納税返礼品カタログ(ダイジェスト版)

「ふるぽ」が発行している奄美市ふるさと納税返礼品カタログ(ダイジェスト版)

 奄美市プロジェクト推進課が集計したふるさと納税実績によると、2017年度の寄付総額は5339件、4億3052万4351円。過去最高で前年度(2896件、9050万6689円)の4・7倍強に達した。市側はインターネットの「ふるさと納税関連サイトへの掲載が奏功した」とみる。今後も新たなサイトの開拓、返礼品の見直しを進めていく方針。寄付は教育のIT化推進、水上オートバイの購入などに充てる。

 

 ふるさと納税は地方自治体への寄付を通じて地域おこしに参画できる制度。出身地だけでなく、応援したい自治体に寄付できるのが特徴。寄付のお礼として地域の特産品、名産品をもらうことができ、人気を集めている。寄付によって住民税や所得税の控除を受けることができる。

 

 奄美市の推移をみると、ふるさと納税が始まった08年度は31件、209万4千円。09年度は58万400円、10年度は282万5千円と伸び悩んでいたが、15年度にインターネットふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」に参加すると、163件、1215万4千円に急増。16年度はJTBが運営する「ふるぽ」に掲載したところ、9千万円を超えた。17年度は楽天のふるさと納税サイトに参加したことでさらに増えた。

 

 寄付のうち4割が自治体の財源、4割は返礼品の購入、2割はサイトの手数料。同市の返礼品は460点。海産物やタンカン、奄美黒糖焼酎、本場奄美大島紬製品と多彩だ。高額商品が問題視されたことを踏まえ、一部は見直した。「ふるぽや楽天のサイト、カタログに掲載されたことで商品の見せ方も勉強になっている」(同課)。

 

 寄付は「ふるさと納税活用事業」の財源となる。本年度は①教育のIT化推進(1311万円)②公共用バス購入事業(812万4千円)③水上オートバイ備事業(429万円)―など20のメニューに活用する。