奄美市新庁舎が完成 2月2日に見学会、12日開庁

奄美市の新たなシンボルとして完成した市役所新庁舎。右は現庁舎

奄美市の新たなシンボルとして完成した市役所新庁舎。右は現庁舎

 奄美市が同市名瀬幸町の市役所(名瀬総合支所)隣接地に建設を進めていた新庁舎が15日完成した。鉄筋コンクリート造9階建て(延べ床面積1万2537・76平方メートル)に行政機能を集約し、窓口手続きをスムーズにするワンフロアサービスを取り入れた。最新の免震構造採用、分かりやすい案内表示などユニバーサルデザインの導入も特徴だ。開庁日は2月12日。市は「市民が利用しやすく、安全・安心な庁舎になることを期待したい」としている。最終的な事業完了は2020年3月を目指す。

 

 市本庁舎は14年3月に先行開所した住用、笠利両総合支所に続く最後の庁舎建て替え事業。16年9月に着工し、約2年4カ月かけて整備した。建築本体事業費は約60億円を見込む。

 

 1階部分は津波などを考慮して駐車場とし、2階以上に行政機能を置く。2階は市民利用の多い市民部や福祉部、会計課を優先配置し、ワンフロアで各種手続きが完結するワンフロアサービスを実施。新たに総合案内所や番号発券システムを設置して利便性の向上を図る。

 

 2~4階にはユニバーサルデザインの考えを取り入れた3種類の「みんなのトイレ」を導入。赤土色の外観には大島紬をモチーフにした日よけの紬スクリーンを設置し、奄美らしさを演出した。

 

 2月12日の開庁式に続き、市民利用の多いフロアから順次業務を開始する。

 開庁に先立ち2月2日午前10時から、市民対象の見学会を開催。事前申し込みは必要ない。同日は市内の集宴会施設で落成式典も計画している。

 

 4月以降は現庁舎の解体に入り、市民広場や立体駐車場を整備する。市財政課庁舎建設推進室は「新庁舎1階の駐車スペースは限りがあり、工事期間中は名瀬小学校横の敷地と末広駐車場が来庁者用駐車場の予定。利用者には引き続き不便を掛けるが理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

市民の来庁機会が多い2階フロアは総合案内所を配置。関連課を集約したワンフロアサービスも導入

市民の来庁機会が多い2階フロアは総合案内所を配置。関連課を集約したワンフロアサービスも導入