必要最小限の工事に

 鹿児島県が奄美市住用町で計画を進めている住用川(2級河川)の改修工事の在り方について協議を重ねてきた「自然と調和した川づくり検討委員会」(服部正策委員長)は23日、マングローブ群落区間についての報告書を取りまとめ、本重人大島支庁長に提出した。報告書は「世界自然遺産登録を目指す中で、特に河口部に広がるマングローブ群落区間については極めて重要な区間であり、必要最小限の工事に努めること」などと指摘している。

 奄美大島では2010年の奄美豪雨と12年の台風で住用川が氾濫し、住民生活に甚大な被害を及ぼした。一方で、住用川には同島のみに天然個体が生息するリュウキュウアユなど希少な動植物が多く、河川の改修工事の在り方について防災と環境保全の両面から検討が進められてきた。