新規24、更新43人を認定 奄美エコツアーガイド

奄美大島エコツーリズム推進協議会の喜島会長(左)から証書を受け取る新規認定者=30日、奄美市名瀬

奄美大島エコツーリズム推進協議会の喜島会長(左)から証書を受け取る新規認定者=30日、奄美市名瀬

 奄美群島内のエコツアーガイド認定証交付式が30日までに、各島で行われた。2020年度は5島24人が新規認定を受け、今年度から導入された制度に基づき3島43人が認定を更新。認定者は17年度から累計133人となった。群島内エコツーリズムの最前線を担い、質の高い体験活動を提供する。

 

 ガイド認定制度は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録を見据え、環境保全と観光振興の両立を図るため導入された。自然文化の知識や伝える技術に関する講習会受講、1年以上の実務経験などが認定要件。エコツーリズム推進法に基づき、奄美群島エコツーリズム推進協議会が17年2月から運用している。

 

 20年度の新規を含めた島別の認定ガイドは▽奄美大島79人(新規15人)▽喜界島7人(同1人)▽徳之島18人(同1人)▽沖永良部島13人(同2人)▽与論島16人(同5人)。

 

 更新制度の対象は、17年度に認定された奄美大島、徳之島、沖永良部島の計48人。申請した43人が各島で実施されたガイド技術、リスク管理に関する講習と筆記試験を受け合格した。

 

 新規認定、更新者の認定証交付式は3月26~30日、各島で開催された。奄美大島は30日、奄美市名瀬の奄美会館であり、新規9人と更新19人がそれぞれ出席。証書やカードのほか、ガイド中に使う車両貼付用ステッカーを受け取った。

 

 ガイド歴5年の仙田皓大さん(25)=龍郷町芦徳=は、参入業者との差別化を図るため新規認定を受けた。「普段の案内エリアは海だが、山も含めた奄美の総体的な魅力を伝えたい」。

 

 ガイド歴8年で、認定更新を受けた清正斉さん(72)=同市名瀬=は、NPO法人奄美野鳥の会監事としても活動。「鳥類など生物多様性が凝縮された奄美の特異、未知な部分を探り、発信し続けたい」。

 

 自身も認定更新を受けた、奄美大島エコツーリズム推進協議会の喜島浩介会長は「認定がゴールではない。利用客の関心に応えられるよう知識、技術向上に努めてもらいたい」と、新規認定者を激励した。