日置市と連携協定締結 伊仙町

まちづくり連携協定に調印した伊仙町の大久保町長(左)と日置市の宮路市長=21日、伊仙町伊仙

まちづくり連携協定に調印した伊仙町の大久保町長(左)と日置市の宮路市長=21日、伊仙町伊仙

 伊仙町と日置市は21日、まちづくりの包括連携に関する協定を締結した。伊仙町が実践する長寿・子育ての取り組みや、日置市の生ごみ堆肥化のノウハウなどを相互共有し、両自治体が抱える地域課題の解決や地域活性化を目指す。

 

 徳之島では現在、老朽化が進むごみ焼却施設「徳之島愛ランドクリーンセンター」の施設整備へ協議を進めている。施設整備の基本構想検討委員会は徳之島3町に対し、年間約6000㌧処理している可燃ごみについて、減量化や再資源化で約2000㌧削減するよう求めており、伊仙町は今年度から生ごみの再資源化事業を計画している。

 

 日置市は13年度から生ごみ堆肥化再生事業を展開。現在、市内約1万3000世帯が参加し、民間業者と協同で生ごみ回収用容器に分別回収した生ごみの堆肥化を進めている。ごみ処理にかかる費用の削減のほか、雇用創出や堆肥販売による収益確保など多様な波及効果を生み出している。

 

 まちづくり連携協定は、環境への負荷が少ない持続可能な循環型社会を構築するため、生ごみのたい肥化など廃棄物処理の調査・研究を行い、両自治体の活性化や持続発展につなげるのが目的。両自治体は▽循環型社会の形成▽長寿・子育てやまちづくり、地域活性化▽地域経済の発展、地域資源の相互活用│の分野で連携協力する。

 

 21日は伊仙町ほーらい館で締結式があり、町職員や町内各集落区長ら約60人が見守る中、大久保明町長と日置市の宮路高光市長が協定書に署名した。

 

 大久保町長は「生ごみ堆肥化の先進事例を日置市に学びながら、今後まちづくりに関するさまざまな分野で連携していければ」と期待を寄せ、宮路市長は「伊仙町は子宝政策が大変優れており、長寿者も多い。職員や議会、住民などの交流を通して、伊仙町から学んでいきたい」と述べた。

 

 協定締結後、宮路市長が「公民館単位のこれからの集落づくり」と題して講演した。