最大300床を確保 4段階で病床確保計画 県新型コロナ調整本部会議

県の病床確保計画を定めた新型コロナウイルス感染症調整本部会議=18日、鹿児島市の県庁

県の病床確保計画を定めた新型コロナウイルス感染症調整本部会議=18日、鹿児島市の県庁

 【鹿児島総局】県の新型コロナウイルス感染症調整本部会議(本部長・地頭所恵くらし保健福祉部長)が18日、鹿児島市の県庁であり、感染者の受け入れ病床確保計画案を了承した。入院患者数に基づく「フェーズ」(病床確保段階)を4段階に分けて病床確保数を設定。最大で300床の確保を目指す。計画の運用開始など詳しい日程などは未定で、今後は病床の確保に向けて具体的な医療機関の選定作業を進める。

 病床確保計画は、今後の新型コロナウイルスの拡大局面を見据え、国が示した数値モデルなどを参考に都道府県が策定する。

 鹿児島県の調整本部会議では今月9日の統括班会議や、12日の医療部会で専門家の意見を聞き、計画案に反映させた。ピーク時の1日当たり入院患者数を261人(うち重症者37人)、宿泊療養者数を119人と推計し、感染指定病床数なども勘案してフェーズごとの病床確保数を設定。感染者受け入れに即応できる「即応病床」と、1週間程度の準備期間を設ける「準備病床」として運用する。

 各フェーズについては▽フェーズ1 入院患者3人未満▽フェーズ2 入院患者3~21人▽フェーズ3 入院患者22人以上▽フェーズ4 重篤・重症者が9人に達した場合または自宅・宿泊療養を含む療養者総数が100人に達した場合│と設定。

 具体的な病床確保数は、フェーズ1が計100床(即応45、準備55)、フェーズ2が計200床(即応、準備とも100)、フェーズ3とフェーズ4が計300床(フェーズ3は即応200、準備100で、フェーズ4はすべて即応病床)と定めた。

 現時点での県内の新型コロナウイルス受け入れ病床数は253床で、計画達成にはさらに47床の確保が必要。地頭所本部長は「感染防止の観点から早期に取り組む」と説明し、地域的なバランスも考慮した病床確保を図る方針を示した。

 県によると、1日当たりの感染者数がピークだったのは、7月12日の123人(入院患者83人、宿泊療養者42人)だった。