森田氏が初当選 天城町長選

花束を手に支持者の祝福に応える森田氏=2日午後9時20分ごろ、天城町平土野

花束を手に支持者の祝福に応える森田氏=2日午後9時20分ごろ、天城町平土野

  任期満了に伴う天城町長選挙は2日投票が行われ、即日開票の結果、元副町長の森田弘光氏(67)=無所属=が2294票を獲得、元町議の柏木辰二氏(54)=同=を137票差で破り、1961年の町制施行以降、初となる新人同士の一騎打ちを制して初当選を果たした。投票率は92・06%で、前回(92・19%)を0・13ポイント下回った。

 

 今回の町長選を巡っては、3月定例会で現職の大久幸助氏(80)が今期限りでの勇退を表明し、後継者に当時副町長の森田氏を指名。立候補は森田氏、柏木氏とも9月に表明した。

 

 新人同士の一騎打ちで当初から接戦が予想された今回の選挙戦。期日前投票が行われた町役場別館周辺では一時、両陣営支持者とみられる見張り番が増加するなど、激しい争いになった。

 

 投票は午前7時から午後6時まで町内10カ所で行われ、同8時から町防災センターで開票された。同9時の中間発表で森田氏が1050票、柏木氏が950票と差がつき、同10時7分に確定した。

 

 森田氏は「住んでよかった。暮らし満足度ナンバーワンの町」をスローガンに、平土野港多機能港湾新設や子育て支援、世界自然遺産関連のビジターセンター誘致などを公約に掲げ、42年の行政経験をアピール。町議選に立候補した9人と連携して、街頭演説や個人演説会などで政策の浸透を図り、支持を広げた。

 

 柏木氏は「ふるさと天城のため古い体質からの脱却」を目指し、農水産業の振興や格安航空会社(LCC)の誘致、平土野商店街の活性化などを公約に掲げた。若さと行動力をアピールして「町政刷新」を訴えたが、及ばなかった。

 

 当日有権者数は4884人(男2479人、女2405人)。投票者総数は4496人(男2301人、女2195人)で有効4451票、無効45票だった。