県コロナウイルス対策会議

福祉施設や学校などでの感染防止策について情報を共有した対策会議=25日、鹿児島市の県庁

福祉施設や学校などでの感染防止策について情報を共有した対策会議=25日、鹿児島市の県庁

 県の新型コロナウイルス感染症対策会議が25日、鹿児島市の県庁であった。高齢者福祉施設や学校での感染事例発生を受け、福祉施設や学校での感染対策などを確認。手洗いやアルコール除菌など日常的な対策を基本に、職員も含めた関係者の日常的な健康管理の重要性が示された。県によると、同日現在、県内での患者発生は確認されていない。

 

 会議は福岡や隣県熊本での感染者確認も受けて開いた。県当局のほか、医療機関や福祉施設、教育機関の連絡協議会などの関係者も出席。関係機関の対応状況に関する議題は非公開だった。

 

 福祉施設や学校、保育所での対策については、鹿児島大学大学院感染症制御部の西順一郎教授が、呼吸器症状がある入所者や児童生徒のマスク着用と手指、よく触れる場所の清拭(せいしき)・消毒などの感染防止策に加え、発熱や呼吸器症状がある人の面会や来訪に一定の制限を設けたり、児童生徒、職員の健康管理徹底など外部からの感染対策の重要性も示した。

 

 一方で、過剰な活動制限は施設の機能不全などのデメリットを招く恐れがあるとして、日常的な感染防止策の大切さを強調。発症者や濃厚接触者に対する差別防止へ配慮も求めた。

 

 関係機関の対応状況に関する協議では、施設や学校での予防策などについて情報を共有。手洗いや手指消毒、「せきエチケット」などの励行に加えて、症状がみられる職員や関係者には休んでもらうなどの感染防止策などが示された。

 

 新型コロナウイルス感染症対策で県は県内の24保健所に「帰国者・接触者相談センター」を設置し、感染の疑いがある人を診療体制が整った医療機関につなげるための「帰国者・外来者外来」を24医療機関に開設した。

 

 県によると、同センターには今月24日現在で219件の相談が寄せられたが、詳しい相談内容や医療機関への接続件数は公表していない。