知事選前にネット討論会 JC鹿児島

討論会で各テーマに沿って意見を述べた知事選立候補予定者=20日、鹿児島市

討論会で各テーマに沿って意見を述べた知事選立候補予定者=20日、鹿児島市

 日本青年会議所(JC)鹿児島ブロック協議会は20日、25日告示の鹿児島県知事選挙の立候補予定者による討論会を鹿児島市で開いた。立候補を表明した8人のうち、現職の三反園訓氏(62)以外の7人が出席、▽現県政に対する現状認識▽産業振興策▽社会福祉政策▽ドルフィンポート跡地利用▽県の未来像ーについて意見を述べた。討論会はインターネット回線で配信された。

 

 討論会は当初、観客を会場に入れて行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響を考慮しインターネット配信に変更。出席者は自身の経歴や立場も踏まえて、各項目への考え方を述べた。

 

 元鹿児島大学特任助教の新人有川博幸氏(61)は、ドルフィンポート跡地利用策で「総合的、複合的にプランニングされたアミューズメント施設を」と提言。県の未来像について、前九州経済産業局長の新人塩田康一氏(54)は「東京への一極集中や少子高齢化に歯止めをかけ、元気な鹿児島を」と述べ、パソコンなどのリモートを活用した離島振興策も提言した。

 

 産業振興について、前知事の元職伊藤祐一郎氏(72)は「新型コロナ対策でテレワークが進み、地方でも仕事ができることが分かった」として、地方部への若者分散による経済活性化の可能性を示した。岩手大学名誉教授の新人八木一正氏(70)も「『カッコいい』地域づくりで、若者を郷里に残すことが重要」と述べた。

 

 社会福祉政策に関して、医師の新人横山富美子氏(73)は「出産後、すぐに働かなければ生活できない人々や一人親家庭への支援が必要」と述べ、1歳までの乳児手当など経済支援策を提言。元KTS鹿児島テレビアナウンサーの新人青木隆子氏(57)は、離島やへき地の子育ての現状や地理的環境を踏まえ「産みやすい環境づくりへ、かかりつけ助産師の導入を」と訴えた。

 

 元高校教諭の新人武田信弘氏(66)は「老人の孤立化防止へ、高齢者施設と役所の一体化を図り、現場の状況を把握する『見える化』が必要」と述べた。

 討論会の時間は1時間半。日本JC鹿児島ブロック協議会の徳田太一会長は「投票の参考にしてほしい」と話した。

 討論会の様子は21日以降も同協議会の公式動画配信チャンネル「Youtube」で視聴できる。